残業の少ない会社で働きたいは74.8% - BIGLOBEが「Z世代の意識調査」第3弾(生活編)を発表 -
この記事を読みました。
2022年2月24日の記事で、18歳~25歳の男女600人を対象にインターネットで調査したものです。
「残業の少ない会社で働きたい」は74.8%、「リモートワークができる会社で働きたい」は67.5%、「週休3日制で働きたい」は65.8%だったそうです。
これは、今後のトレンドとなっていく気がしています。
私自身、残業の多い会社で働いた経験から、働きすぎはよくない、長時間労働をしなくてよい会社で働こうという思いを強く持ちました。
結局その願いはかなわず、独立して開業することになりました。
知人の会社が、残業時間が月平均40時間となっており、びっくりしました。
よく聞いてみると、特別条項発動が年6回までなのに年10回くらい発動してる人もいるとのこと。
さらに意外だったのが、知人自身が月80時間近い残業をしているのに、全くそれが異常と思っていないことです。
その職場は、いわゆる昭和世代が多いので(平均年齢がアラフィフだそうです)、残業する人ほど仕事ができるという文化ができているようです。
私から見ると、定時を過ぎても仕事が終わっていないなんて、計画性がないことを証明しているだけであり、つまり仕事ができない人だということを証明しているだけのような気がするのですが。
仕事が多いから残業しているんだという話にも、多すぎる仕事を依頼されたときにただちに、納期とその仕事にかかる工数とをきちんと把握し、もし残業が発生するようなら事前に依頼者に説明し、リスケジュールするとか仕事の内容を減らすとか交渉する・・・・といった交渉のスキルも持っていないから、身の丈に合わない量の仕事があるのであって、やはり長時間労働をするというのは自身の交渉スキルがない、つまり能力が低いことを証明しているのではないかと思うのですが(口に出しては絶対言えない)。
聞いてみると、案の定その会社に新しい人はここ何年も入ってきていないとのこと。
だろうなーーーー^^;
社員数も年々減り続けており、定年が60歳なのですが、60歳になっても頼んでそのまま継続して働いてもらっているそうです。
一番上の人が70歳だそうで・・・・。
おかげで平均年齢がどんどん上がっていく^^;
おそらくですが、知人の会社は淘汰される側に入ってしまっていると思います。
今は、国を挙げて長時間労働を是正しようとしている最中です。
長時間労働をし、過労で倒れるような労働者を減らそうとしています。
長時間労働を是正しない会社には臨検で指摘し直してもらおうとしています。
直さない会社には是正勧告/是正命令し、それでも直さない場合は送検も辞さない態度で臨んでいます。
こういった国側の努力により、いずれ社会から長時間労働をする会社がなくなるだろうと思います。
これを私は淘汰と呼んでいて、淘汰される側の会社にはお気の毒ですが、仕方がないことと思っています。
若い世代も、長時間労働にNOと言っています。
しかし、上の世代はずっと長時間労働を続けており、会社の経営がそれで一応は成り立ってしまっているものですから、経営者も労働者も直そうとはしません。
で、どうなるかというと。
10年後には、その会社は存在していないと思います。
長時間労働を続ける会社は、そのうち滅びます。
なぜなら、新しい労働者が入ってこないからです。
全員、加齢によりいずれはリタイアします。
そして誰もいなくなったときに会社は消滅するでしょう。
それか、経営者が亡くなるとかで会社自体が消滅するとか(私が昔勤めていた社労士事務所はこのパターンでした)。
私は、それはそれでよいと思っています。
なぜなら、誰も不幸になっていないから^^;
一人でも「これじゃだめだ!」と思っているならお手伝いしようがありますが、誰も不満に思っていないところに、私の出る幕はありません。
だから、知人の話を聞いても「ふうん」でおしまいです。
一応、法律上はこうなっているんだけどね^^っていう話はしておきましたが、全然わかっていないようでした。
長時間労働によるうつ病の発生率の怖さとか、長時間労働すると心臓発作や脳内出血の確率がめちゃくちゃ上がるんだという話をしても、馬耳東風、馬の耳に念仏、のれんに腕押し、ぬかにくぎです。
「何言ってんだこいつ」っていう顔をされてしまうので、空気の読める私は、仕事ではない場所では、なるべく社労士風をふかさないようにしました。
そうか、Z世代は残業の少ない会社で働きたい人が7割いるのか。
いずれこういう考え方の人が社会に浸透して、長時間労働がなくなればよいなと思います。