Gumma_de_Sharoushiのブログ

群馬で社労士として開業をめざします。→開業しました。

ブラックな企業かどうか【求職者向け】

※この記事は、求職活動中の方向けに書いています。

 

私が求職活動中、気を付けていたのは、その会社がコンプライアンス重視かどうかです。

 

給与、待遇、勤務地にもウエイトは置いておりましたが、一番重要視していたのは、コンプライアンス法令遵守)です。

 

コンプライアンス重視のポイント

ハローワークの求人票を例に、ポイントをいくつか列挙してみます。

 

  1. 変形労働時間制かどうか→変形なら、年間合計休日日数と整合性があるか。1年単位の変形なら年間合計休日日数が105日以上、1か月単位の変形なら年間合計休日日数が107日以上ないとおかしい。
  2. 労災に加入しているかどうか→本社だけでなく支社、支店、各地の工場もちゃんと適用されているか?→労働保険適用事業所検索で調べると分かる。
  3. 社会保険に加入しているかどうか→社会保険適用事業所検索で調べると分かる
  4. 株式会社なら決算公告をしているかどうか→会社法の定めで株式会社は年に1回決算のうち貸借対照表を公告する義務がある。HPに公開でもよい。決算公告のサイトで調べる。
  5. 試用期間の給与が最低賃金を割っていないかどうか→最初の2週間だけならともかく、試用期間が3か月に及ぶ場合に、その間すべて最低賃金を割っていたら最低賃金法違反の可能性が大。

 

4.決算公告を守っている会社は本当に少なかったです。

 

あと、盲点なのが5.ですね。ハロワの人もスルーしてしまうんでしょうか。試用期間は別の給与体系の場合、たいてい求人票で掲示した金額より少ないのですが、少なすぎて最低賃金を割っていることがあります。

 

月額表示になっていると気付きませんが、時間給に換算するとすぐわかります。

 

月給や日給を時間給に直す方法は、労働局のHPを見てください。

 

あちこちに紹介されていますから、ここで説明しなくても大丈夫だと思います。

 

 

 

 

転職サイトの口コミについて

あと、「会社名 口コミ」で検索して出てきた、口コミサイトを割と見ていました。

 

転職会議とか、ジョブトークとか、もしその会社について書き込みがあれば、それだけでその会社を退職した人がいたこと、会社について書き込みをしようと思うくらいブラックだったことが分かります。

 

たいていの良識のある普通の会社を退職した方は、そういう口コミサイトには書き込みません。

 

書き込むのは、よほど腹が立っている人だと思うのです。それだけ、その人を怒らせるような何かがその会社にはあると私は判断していました。

 

しかし、口コミ自体はそんなに読んでなかったし、話半分にしてました。

 

事実かどうか確かめようもないことですし、その口コミがかかれたときから会社が変わっている可能性もあります。だから、内容はあまり重視しなくてもいいんじゃないかと思っていました。

 

 

ハロワに3か月ごとに求人を出している会社は要注意

ハロワの求人で気をつけないといけないのは、3か月ごとに毎回求人を出しているかどうかです。

 

これはネットだけではすぐには調べることはできません。

 

私のように、毎日ハロワのホームページを開いて、半年くらい定点観測しているような暇人ならともかく、たいていの方は、そんなに長く毎日ハロワのサイトは見ないですよね。

 

そうすると、その求人が今回初めて出たものかどうか、知りようがないです。

 

しかし、これもハロワの窓口まで行って聞けば分かります。

 

ハロワの窓口の方は親切な方が多いので、親身に調べてくれます。

 

私が求職を思いとどまった会社は、ハロワで

 

「あーーーー、この会社は過去1年の間に3か月ごとに毎回出ていますね」

 

と言われたからでした。

 

一方、「この会社の求人は久しぶりですね。この前は2017年でしたよ」という会社には応募しました(面接で落ちましたが)。