高崎市の学童保育クラブの一部が公営である理由
群馬県高崎市の学童保育クラブは、一部の公営を除き、「地域の子どもは地域で育てる」という美辞麗句の元に、保護者に押し付ける形で運営されています。
一部の公営
一部の公営とは、旧箕郷町の箕郷地区、旧倉渕町の倉淵地区にある学童保育クラブです。
箕郷地区の人口は2万人、倉渕地区の人口は約3000人です(2022年6月末現在)。
なぜこの地区だけが公営になったのか不思議でした。
なぜなら、同じだけ人口が少ない吉井町(2万3000人)は、公営にならなかったからです。
市役所職員の子育て世帯が保護者会役員にいた
ところで、私が学童の保護者会に入っていたとき、高崎市役所で働く保護者がいっしょに役員をやっていました。
私たちが役員を卒業すると、次の役員さんたちの中にもやはり、高崎市役所の職員をやっている方がメンバーに入っていました。
たまたまでしょうか?
ちなみに、私たちが役員をやる前の世代の役員の中にも、職員さんがいました。
彼らは総じて献身的に働いていました。役員の中で一番よく働いたと言っても過言ではありません。
役員の仕事は昼間はできない(本業の仕事があるので)ので、夕方お子さんを迎えに来たときに少しやったり、土日にまとめてやったりするしかないのです。その時間は、本来であれば家族と過ごす時間でしょうに、保護者会の役員としてがんばってくれていました。
ちなみに、いずれも男性です。
吉井町は人口こそ少ないのですが、比較的若い世代(子育て世代)がいる方なのかもしれません。
そして、その中に高崎市の職員がいる場合、積極的に学童保育クラブの役員をやるよう、市から何か指示が出ているのかな?とちょっと思いました。
倉淵と箕郷には子育て中の職員がいなかった?
可能性として考えられるのは、倉淵地区と箕郷地区には、子育て中の高崎市職員がいなかったのではないかということです。
だから公営にせざるを得なかったのかな?・・・・などと、愚にもつかないことを考えています。
正直に言って、公営の学童保育クラブがある地区がうらやましいです。
保護者が運営するのは、無理があるからです。