同調圧力に気が付かない
小学校6年間、通知表に「協調性がない」と書かれ続けました。
自分では分からないのですが、どうも私は協調性がないようです。
原因は、同調圧力に気が付かないからです、と最近気が付きました。
墓参りで発覚
みんなが歩いていくという墓参りに、私は車で行きました。
距離にして200メートルくらい?
なぜそんな短い距離なのに車で行ったかと言うと、我が家の墓場は、道中日陰が一つもないからです。
気温は40℃。
お墓の付近にも木がなく、周りも畑だけで、ふきっさらしのところにあります。
私は肌が弱く(アトピー性皮膚炎)、汗をかくとヒスタミンが分泌されてかゆくなります。
それを避けるため、短い距離でもクーラーのきいた車で行って、車で帰ってきました。
ところが一緒に墓参りした親戚はみな歩いていきました。
本当は私の車に乗って行きたかった人もいたようですが、最長老が「こんな短い距離、歩くさね」と言ったからのようです。
私もその発言は聞いたけど、私は私で自分の体のかゆみのコントールがきかなくなると困るので、汗をかかないように車で行くことを選択しました。
その結果、みんなは汗だくになり、私一人涼しい姿のままでした。
そこで「あれ?」と思いました。
もしかして、私も歩いていくべきだった?
歩いていくよう、同調圧力がかかっていた?・・・と。
化粧
40歳を過ぎるまで化粧をしてきませんでした。
その必要性を感じていませんでした。
だいたい自分の顔なんて興味がないから見ないし、見たとしても「不細工だな」という感想しか抱かないので、化粧するなんて拷問だと感じていました。
皮膚が弱いという理由もあります。化粧をすると皮膚呼吸ができなくなるようで、気持ちが悪いのです。
しかし、あるとき年上(70代のおじいさん)の社労士さんに、「なんで化粧しないの?」と質問をされ、そのとき初めて、「あ!もしかして化粧って、しないといけないものだったの!?」と気が付きました。それが確か44歳のとき。
以来、ようやく化粧をするようになりました。
といっても毎朝BBクリームをぬったくって、眉毛を適当に書くだけですが。
いまだに化粧する前の自分の顔と、化粧をした後の自分の顔の違いが分かりません(どっちも「変な顔」としか思いません)。
質問をする
研修などで、分からないことがあったら質問します。
なぜなら、講師が「何か質問がありませんか」と聞くからです。
私は分からないことがあるので質問してしまいますが、あれも同調圧力がかかっていることがあるようですね。
質問してはいけないタイミングと言うのがあるようです。私には分かりませんが。
質問するのはタダだから、積極的に質問してしまいます。
質問するとそれだけお金がかかるというのなら質問しませんが、無料なら何を遠慮することがあろうと、どんどんしてしまいます。
これは子どものころからでした。
タダならした方が得だと思っています。
しかし、質問してはいけないタイミングと言うのも実際に本当にあるようでして、そういうときに質問してしまう私は、「協調性がない」と通知表に書かれてきたのかなあと思います。
いやでも、私に言わせれば、だったら「質問はありますか」と聞かないでくれとしか言いようがないです。分からないです。同調圧力。これほど奇々怪々なものはないです。