自宅で開業せず事務所を借りた訳
私は自宅で開業せず、事務所を借りました。その訳は・・・。
自宅で開業した場合のメリット
自宅で開業した場合、メリットは何といっても初期経費が安く済むことです。
パソコンや電話など、最低限の道具をそろえるだけでよいので、楽です。
自宅の固定資産税やネットインフラにかかる費用、光熱水道費は家事按分であらかじめ割合を決めておきます。
自宅開業のデメリット
デメリットは、経理が煩雑になることと、仕事とプライベートの境目があいまいになることです。
確定申告の際、自宅で支払った光熱水道代のうち何%が事務所用か、最初に決めて申告するのだということでした。家事按分というそうです。
私はこれを計算することがとても難しく感じました。
おそらく私の仕事は、インターネットを駆使したものになると思います。
電気代、インターネット代がかなりかかる見込みです。
一方、今現在、家でもインターネットはヘビーに使っています。
夫と子供がネトゲユーザなので、ネット回線の断絶によるゲームプレイの遅延やアイテムロスは絶対に避けたいのです。
そこに私の仕事が入り込むなんて、ちょっと考えただけでも怖いです。
私がものすごくたくさん使う月もあるでしょうし、全く使わない月もあるでしょう。
それらをちょうどよく按分できるかというと、かなりいい加減になりそうです。
多く按分しておけばよいといっても、ちゃんと説明できなければ税務署も認めないでしょう。
面積で按分する方法もありますが、そもそも家の中に私の部屋はありません^^;
書斎なんて上等なものは、我が家にはないのです。
いつもラップトップを持ち歩いて、リビングで、キッチンで、あちこち移動しながらパソコン作業をしています。
ネットリソースを家族と分けることの怖さと、家事按分をうまく私なりに説明できないことから、自宅開業はデメリットの方が大きいと感じています。
もう一つ、仕事とプライベートの境目があいまいになる点については、これは私がというより、子どもたちの問題の方が大きいです。
私がいくら「今仕事中だから!」と言っておいても、子どもたちは気軽に私に話しかけてきます。
「お母さん、りんご切ってーーー!」とか。
「お母さん、今日のごはん何?」とか。
「お母さん」「お母さん」「お母さん」です。^^;お母さんの大安売り。
そして、いくらこっちが仕事の電話をしていても普通にテレビをつけるし、きょうだいげんかするし、静かにしてくれません><
以前勤めていた会社がコロナでテレワークになったとき、自宅で仕事していたことがあったのですが、こりごりしました。
我が家はテレワークする環境ではないです。
自宅の庭にプレハブの事務所を作ってそこで作業するという案もありました。
しかし、私の仕事がどれだけのボリュームを持つのか分からないこと、仕事の量によってはプレハブが無駄になること、そうなっても簡単に撤去はできないこと、いったんプレハブを作った場合、固定資産税がかかってくることなどの問題から見送りました。
事務所を借りた場合のデメリット
一番のデメリットは家賃がかかる点です。開業当初は収入ゼロ、仕事ゼロですが、家賃は毎月必ず出ていくことになります。
光熱水道費、電話代、インターネット代も別途かかってきます。
町内会のおつき合いの問題もでてくるでしょう。
いくら事務所だからと言って町内清掃の日に欠席していたら、やはりまずい気がします。
事務所が遠いなら、自宅から事務所に通う交通費もかかります。
事務所を借りた場合のメリット
メリットは、プライベートと仕事をきちんと分けることができる点です。
経費の上でも、分けることができます。
開業当初、自宅で開業する方は、私が調べた限りでは男性が多いように思います。
おそらく、奥さんがいっぱい気を遣ってあげているんだろうなあと推測しています。
奥さんが子どもたちに言い聞かせ、自分自身もパートナーの仕事の邪魔にならないように気を遣っているんじゃないかと。
私の場合、夫は朝早くから夜遅くまで仕事に行っているので、家で過ごす時間が長いのは、私と子供たちです。
私の代わりに子どもたちに「静かにしなさい!」とたしなめる大人がもう一人別にいてくれたらいいのになあ!と思います。
私が子供たちをコントロールできればよいのですが、できません(´;ω;`)
家で子どもの世話もしつつ、仕事もできる自宅開業者さんはいるのでしょうか・・・?もしいたら、尊敬します。
まとめ
という訳で、私は事務所を借りました。
私にとって事務所は、プライベートと仕事を分けるというより、私が子どもたちから逃げてくる場所です。
子どもたちが巣立ったら、また自宅開業を検討しようと思っています。
それまでは賃貸の事務所でがんばります。